便秘を改善するために必要なオリゴ糖の摂取量

オリゴ糖とは、果糖やブドウ糖などが2～20個ほどつながったもののことで、約20種類存在しています。腸内で乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌の餌となり、これらを増殖させる働きがあることから、腸内環境を整備して便秘を改善するという効果を期待できます。

ただし、だからといっていくら摂っても良いというわけではなく、摂取量によってはお腹が緩くなってしまうというケースも起こり得ます。このために、健康状態をキープするためにオリゴ糖を摂取するのであれば、適当な範囲に留めるように注意しなくてはなりません。

それでは、オリゴ糖の具体的な摂取量はどの程度かというと、1日当たり5g程度が望ましいとされています。これは、ティースプーン1杯程度の分量で、エネルギー量としては約70カロリー程度に相当します。このために、ダイエットの妨げになることもありません。

ちなみに、悪化した状態の腸内環境が良化するまでには1～2週間程度かかるので、便秘を解消するためにオリゴ糖を摂取するのであれば毎日続けるようにすることが大切です。これにより、腸内の善玉菌の活動が安定して行われるようになるので、便秘を体質から根本的に解消することが出来るからです。